奇想天外!? 前田憲男の“ 運命”with 東京交響楽団

ジャズ界の巨匠 前田憲男の“運命”に東響が燃える !!
ヴェテラン 雪村いずみと上條恒彦を迎えて華麗なるシンフォニック・ジャズの復活 !!!

2008年10月6日(月)
19:00開演 (18:30開場)

渋谷C.C.Lemonホール [渋谷公会堂]

全席指定 
S ¥6,800 / A ¥5,800

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1978年11月『前田憲男のシンフォニック・ポップス Part.1』で東響を振る!   今からちょうど30年前、前田憲男は『前田憲男のシンフォニック・ポップス PART1』と題するコンサートを東京交響楽団の演奏で開催(東京・厚生年金大ホール)。その折の実況録音盤は翌年2月、ビクターから発売された。そのリーフレットに掲載された、前田憲男の談話を聞いてみよう。
左:1978年11月『前田憲男のシンフォニック・ポップス Part.1』で東響を振る!

 何故このコンサートが企画されたかという理由から申し上げると、最近私自身の興味の対象が「交響楽団」であるという事なのです。東京だけでも、N響、読響、東京交響楽団、都響、日フィル、新日フィル、東フィル(順不同)と、信じ難い程多数の交響楽団が実在し、しかもそれぞれがフル回転で仕事をしているという事実に、私自身驚いたのがそもそもの始まりなのです。世界中の都市で、これ位交響楽団を持っている都市は東京以外には考えられないでしょう。それ程にオーケストラに対する一般大衆の要望が非常に高いものであるという事は、現にこれ等の楽団が現時点で活動を続けているという事実を御紹介することで充分だと思う。
  オーケストラの魅力!!これは、永い歴史の中で行われた楽器群の取捨選択の結果生じた理想の形とも言える訳で、もはや完璧に近いサウンドを持ち得るまでに発達した結果がかくも多くのオーケストラを現存させる結果を生み出しているとも言えるのではなかろうか。さほどにオーケストラというものは、魅力のあるものなのです。音楽的に言うならばオーケストラも、ピアノやギター同様単なる楽器の一つとして考えるのは当然で、如何に大編成のオーケストラといえども、譜面なくしては単なる楽器の集団でしかないのです。しかしながら、永い歴史を経た現在のオーケストラはそれ自体充分に音楽家の創作意欲をくすぐるに足る「音源」としての魅力を持つに到ったのです。
  オーケストラは、単なる楽器の集団ではなく、その構成分子の一つ一つが、その楽器に命を賭けるオーソリティーによって構成されているという点で、他の楽器と根本的に異なります。つまりオーケストラそのものは、単なる楽器ではなく、それぞれの楽器数に匹敵する数の人間との出会いがあるのです。百人近くもの各楽器のオーソリティーに指揮棒1本で立ち向う瞬間を考える時、これが考え得るあらゆる快感に勝るものである事は容易に察しえると考えるのは私の独断であろうか。
  ともかくも「矢は放たれた」心境である。私の意志と経済力の続く限りこのコンサートは続けていく。そして私自身のライフワークに関連した形で終了するようになれば、その時こそ本当にいきていて良かったと私自身感激のうちに息をひきとるといったドラマチックなエンディングを企画するという田舎芝居的発想も考えて居なくもないのです。(1979年1月/前田憲男)

前田憲男 前田憲男 (指揮・ピアノ・編曲)
1934年生まれ。大阪出身。幼少の頃より父親から読譜を学び、以後、独学でピアノを習得。高校卒業と同時に関西のライブでプロ入りをする。55年に上京。沢田駿吾とダブルビーツを始めとして、57年から名門ウエストライナーズに在籍する。この頃からピアニストとしての評価は大変なものであったが、徐々にアレンジャーとしての才能を発揮し、国内のジャズ、ポピュラーシンガーのステージ、レコーディング、TV番組等、幅広い分野で活躍する。75年からNTV番組にレギュラー出演し、大橋巨泉とユニークなトークを展開、人気を博す。77年からTBS「サウンドインS」の音楽監督を始めとし、テレビ東京「ポップス倶楽部」、フジTV「ミュージックフェア」、NHK「ザッツ・ミュージック」、テレビ朝日「題名のない音楽会」等の音楽を担当し、今日に至るまで第一線で活躍。78年11月、東京厚生年金会館で西条孝之介、猪俣 猛、荒川康男、東京交響楽団と「前田憲男シンフォニックポップス ライヴ1」を開催、翌早春実況録音盤発売。80年、日本最高のジャズメンを集めたウインドブレイカーズを結成。このビッグコンボは、結成来不動のメンバーで、今年28周年を迎え、そのライブスポットでの人気は、28年間連続超満員の記録を、もっか更新中である。81年、東京音楽祭「最優秀編曲賞」受賞。83年、レコード大賞「最優秀編曲賞」受賞。ジャズ界の最高位に価する「南里文雄賞」受賞。長きにわたり、ジャズ専門誌スイングジャーナルの編曲部門でポールウイナーに選ばれ、その高度な音楽理論に裏打ちされた作品・編曲はわが国が世界に誇れる、最高峰のミュージシャンである。近年は、多岐にわたる編曲活動の傍ら、その間隙をぬって上記のウインドブレイカーズ、自己のトリオ、前田憲男・羽田健太郎・佐藤允彦の三人による“トリプルピアノ”等の演奏活動の他、Bunkamuraオーチャードホールにて、89年より99年まで毎年、東京フィルハーモニー交響楽団を指揮する“TOPS”として独自のシンフォニックポップスコンサートを展開し、内外の高い評価を得た。現在、大阪音楽大学教授。
東京交響楽団 東京交響楽団 (管弦楽)
1946年創立。音楽監督にユベール・スダーン、桂冠指揮者に秋山和慶、常任指揮者に大友直人、正指揮者に飯森範親を擁する。活動の特色の一つに邦人作品を含む現代音楽の初演があり、これまでに文部大臣賞、音楽之友社賞、京都音楽賞大賞、毎日芸術賞、モービル音楽賞、サントリー音楽賞など数々の賞を受賞している。新国立劇場においてもオペラ・バレエ公演を毎年担当。新潟市とは準フランチャイズ契約を結び、1999年から定期演奏会や特別演奏会を開催している。2004年からは川崎市のフランチャイズ・オーケストラとして、ミューザ川崎シンフォニーホールで定期演奏会をスタートさせ、活動の場を拡げている。教育面でも日本初の「こども定期演奏会」や「0歳からのオーケストラ」を開催し、注目を集めている。CDはTOKYO SYMPHONYレーベルでベートーヴェン「第九」(ユベール・スダーン指揮)をはじめ多数リリースしている。
ホームページ http://www.tokyosymphony.com
大谷康子 大谷康子 (コンサート・マスター)
東京芸術大学、同大学院博士課程修了。全日本学生音楽コンクール全国第1位。シェリング来日記念コンクール第2位。日本およびヨーロッパ各地でリサイタル、また主要オーケストラとの共演の他、テレビ、ラジオなど多岐にわたるメディアへの出演など常に意欲的な活躍は多くのファンから支持を得ている。1999年サントリーホール大ホールでのリサイタルでは満員の聴衆を魅了。現在、東京交響楽団ソロ・コンサートマスター、東京音楽大学教授。使用楽器は1708年製ピエトロ・グヮルネリ。全音楽譜出版より自身の校訂によるメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とラロのスペイン交響曲の楽譜が出版されている。CDは「椿姫ファンタジー」をはじめ、5枚発売されており、6枚目の最新CD「真紅のシャコンヌ」が6月にリリースされた。
雪村いづみ ゲスト 雪村いづみ
1953年ビクターレコードより「思い出のワルツ」でデビュー。「遥かなる山の呼び声」「オーマイパパ」「ブルーカナリヤ」「スーパージェネレーション」等多くのヒットを出し、美空ひばり、江利チエミと共に3人娘として映画・テレビ・ステージで大活躍した。アメリカ公演もホリディ・イン・ジャパン/TOKYOホリディー、エド・サリバンショー(TV)ダニー・ケイショー(TV)に出演。日本のトップポピュラーシンガーとして、2003年デビュー50周年を迎えた。現在も、ステージ・ミュージカル・芝居・テレビ・ラジオ・文筆と、多才多忙な日々を送っている。1998年には紫綬褒章を受賞。
上條恒彦 ゲスト 上條恒彦
1940年、長野県生まれ。62年、歌手活動を始める。71年、世界歌謡祭『出発の歌』グランプリ受賞。NHK朝の連続テレビ小説「春よ来い」第1部出演。NHK大河ドラマ「秀吉」出演。TBS「3年B組金八先生」出演。舞台では「ラ・マンチャの男」「屋根の上のヴァイオリン弾き」「マイ・フェア・レディ」など出演。87年、八ヶ岳山麓に移住。2000年、「第25回菊田一夫演劇賞」受賞。08年9月、サンシャイン劇場、京都南座などで「罠」に出演予定。
主催 渋谷C.C.Lemonホール
後援 渋谷区
企画制作 渇ケ楽事務所サウンド・ギャラリー
制作協力 潟Aッチェルランドコーポレーション